野菜不足が気になる私たちの心強い味方が青汁や市販の野菜ジュース。
どちらも野菜の栄養摂取を補助することを目的に販売されている健康をサポートするためのドリンクです。
でも、どうせ飲むならどっちが健康に良いの?とか、飲むことで、デメリットはないの?なんて、いろいろ気になることがあるんです。
そこで、気になるポイントを比較してみました。
どう作られる?青汁と野菜ジュースの違いは?
野菜ジュースはその名の通り、野菜を原料にしたジュース。
となると、緑黄色野菜が原料の青汁も広く捉えれば、野菜ジュースの1種になります。
でも、わざわざ青汁と名前をつけて区別するからには、こだわりがあるということ。
実は、その一番のポイントは作り方。
青汁と野菜ジュース、まずはそれぞれどのように作られているのか、確認してみましょう。
濃縮→還元が一般的な野菜ジュースの製法
野菜ジュースは、ほとんどのものが還元濃縮製法によって作られています。
これは、野菜の水分を飛ばして濃縮し、製品化する際に再び水を加える製法。
なかでも多いのが真空濃縮法と呼ばれるもので、野菜などの原料を加熱して水分を飛ばしています。
この製法は、嵩が減って保管や輸送のコストが抑えられるのもメリット。
最終的な販売価格も抑えられることになります。
この製法のメリットは他にも。
その一つが品質の安定です。
野菜は、採れる時期や地域、品種などによって品質にばらつきがありますが、保管したものをブレンドすることで野菜ジュースの味も含めて品質の安定が図られているのです。
もう一つの製法がストレートタイプ。
こちらは、原料から搾汁したジュースをそのまま飲むもの。
複数の原料を使う野菜ジュースでは難しいですが、トマトジュースなどはストレートタイプが販売されています。
また、市販の野菜ジュースは、製法にかかわらず加熱殺菌が行われています。
そのため冷蔵や常温での保存が可能になっているのです。
野菜の栄養を”そのまま”が青汁のこだわり
青汁は、粉末タイプが一番ポピュラーですが、絞ったものをそのまま冷凍にした冷凍タイプやジュレタイプ、ジュースタイプ、サプリメントタイプなどがあります。
もっとも手軽に飲めて人気がある青汁は、粉末タイプ。
どういった製法を使って粉末にしているかはメーカーによって異なりますが、人気の高いメーカーは、こだわりの製法を採用しているところが大半です。
代表的な製法が熱に弱いビタミン類を多く含んだ原料の栄養素をそのまま生かすために、熱を加えないように低温乾燥させるスプレードライ製法。
原料がそのまま生かされるので、栽培からこだわり、無農薬やオーガニックなどに取り組んでいるメーカーが多いのも特長です。
解凍するだけで飲める冷凍タイプの青汁も人気。
こちらはまさにストレートタイプ。
栄養をそのまま生かすために加熱殺菌も最低限の短時間にとどめられています。
そのため解凍するときの温度管理や解凍後は長時間の保存を控えるなどの注意喚起がしっかり入っているものが多いのです。
青汁と野菜ジュース、気になるポイントを比較!
青汁と市販の野菜ジュースの一番の違いは、製品にするための製法でした。
これがどのように影響するのでしょうか?
健康効果やコスパなど、気になるポイントに当てはめて確認してみましょう。
青汁と野菜ジュースの使っている原料で比較
青汁の原料
青汁は、緑黄色野菜の栄養素がぎゅっと凝縮されたドリンク。
原料は、ケールや大麦若葉、明日葉が三大原料と呼ばれるほど人気です。
1種類で作られているものも、三大原料に加えて他の野菜何種類かをブレンドしているものもあります。
なかでもケールは、栄養素の種類と含有量が豊富なことからスーパーフードと呼ばれて、最近再び注目が集まっている野菜。
ところが明日葉が持つ栄養素もケール以上なんです。
スーパーフードの発祥はアメリカですから、日本の野菜である明日葉は目に留まらなかったのかもしれませんね。
大麦若葉も栄養バランスの良さはバツグンです。
また、最近は複数の野菜や果物をブレンドしたり、天然の栄養成分を抽出して添加した製品も数多く販売されています。
青汁は基本的にこれらの野菜の栄養がそのまま生かされている点が何よりも魅力。
健康効果も期待できるというわけです。
野菜ジュースの原料
一方の市販の野菜ジュースはというと、搾汁する段階で熱を加えているため熱に弱い栄養素が壊れてしまいます。
しかし、栄養素の特性によっては、熱を加えることで酵素の働きを抑えて養分が失われるのを抑えるといったメリットもあります。
失われてしまった栄養素についても、基本的に食品添加物で補われ、野菜が本来持っている量の栄養素はカバーされています。
また、舌触りを良くするために搾りかすは取り除かれています。
ですから、野菜ジュースは飲み口の良さが感じられます。
栄養面では、不溶性の食物繊維が取り除かれていますが、水溶性の食物繊維は若干残ります。
味については、上記で紹介したようにブレンドすることで均一の味に仕上げられていますが、食塩や砂糖、人口甘味料などを加えて整えている製品も多くあります。
野菜ジュースは、舌触りや味わいなどに加え、栄養バランスも、食品添加物を使いながらも整えられているというわけです。
青汁や野菜ジュースで太る?カロリー&糖質比較
栄養素の種類や量とともに気になるのは、カロリー。
できるだけ押さえておきたいところです。
青汁のカロリー・糖質
その点、原料が緑黄色野菜の青汁は、安心。
大麦若葉が主原料になった、ある人気の粉末青汁のカロリーは1包あたり9.7kcal。
糖質は1.2gです。
最近人気のフルーツが入った青汁でもカロリーは11.7kcal。
糖質については、炭水化物が2.61gと表示されているので、食物繊維と合わせてもこの程度ということ。
さすがは、糖質摂取を減らすことを目的にした置き換えダイエットにおすすめされるわけです。
野菜ジュースのカロリー・糖質
野菜ジュースはというと、1食120g分の野菜が入っていることが売りの商品の200mlのものでカロリーが64kcal、糖質が14.8gほど。
同じブランドでフルーツを加えたものだとカロリーが82kcal、糖質が20.1gです。
青汁と比べるとカロリーも糖質もだいぶ多め。
1日1本くらいなら気にならない程度かもしれないけれど、ダイエットを考えている場合はちょっと避けたいなと思う量です。
いくら健康に良くても、他にデメリットがないか、よく確認する必要があるんですね!
味や栄養を整える添加物に注意!
野菜ジュースの表記で見かける「砂糖・食塩・甘味料不使用」などの表記。
強調するっていうことは、入っているものが多いってこと?
実は、そうなんです。
青汁の添加物
青汁も、すべてが添加物なしというわけではありません。
サプリメントタイプのものは、錠剤にするために必要な食品添加物が使用されていますし、常温で保存できるジュースタイプのものは、それに準じた殺菌方法や添加物が加えられているからです。
食品添加物は、厚生労働大臣によって安全性と有効性が確認された『指定添加物』か、動物や植物由来の天然物から抽出・生成された『天然添加物』しか使えません。
できれば、天然添加物であることが望ましいですが、それは添加物の名前を見ただけではわからないことが多いもの。
となると、なるべく添加物を使ってないものを選ぶのが賢い対処法といえるでしょうか。
野菜ジュースの添加物
飲みやすく味を調えたり、上記でも紹介した通り、加熱によってなくなってしまった栄養素を食品添加物で補ったりといろいろ調整されている商品が多いのです。
でも、塩分や糖分は生活習慣病に関わる恐い調味料。
よくよく確認して飲まないと、健康のためを思って飲んだ野菜ジュースが実は病気を悪化させていた、なんてこともあるんです。
とはいえ、そんなこともあって塩分や糖分を加えていない商品が発売されるようになったのだから、そういう意味では野菜ジュースの選択肢が広がっているというわけですね。
トータルで見ると、加熱処理しないで作られた粉末タイプの青汁がおすすめです。
「低温乾燥」や「スプレードライ」などと書かいてあるものであれば、栄養素がそのままキープされ、余計な添加物も入っていないので、安心です。
コスパはいかに?青汁&野菜ジュース安いのはどっち!
青汁や野菜ジュースで健康をサポートするには、続けることが大切です。
そのためには、コスパも大切なチェックポイント。
クオリティの高い製品が続けやすい値段で提供されているかも確認したいところです。
青汁の値段・コスパ
青汁は、1か月30日分がひと箱に入って3000円~5000円ほどが相場です。
とはいえ、続けて買うと割引になったり、送料が無料になるメーカーが多く、継続するほど割安に。
値段を1包あたりで割ると、80円~200円ほど。
続けやすいコスパが実現されています。
冷凍タイプのものは、幅がありますが、ファンケルのもので1袋当たり130円強。
添加物もなく、栄養もほぼ生の状態と変わらないレベルを保っていて、この価格はむしろお得といえそうです。
青汁については、粉末タイプ、冷凍タイプに限らず、無理なく続けられるコスパといえそうです。
関連記事:青汁のコスパってどうなの?
野菜ジュースの値段・コスパ
野菜ジュースは、1食分の野菜の栄養が入ったという商品が200mlの商品が平均的なメーカー希望小売価格で税抜き100円ほど。
ネット通販や、スーパーなどで購入するともう少し割引になることもあります。
ところが、ストレートタイプのものや食塩・砂糖・着色料・保存料不使用といった注意書きが入ったものの価格は、同じ200mlのものでも価格がだいぶ跳ね上がります。
つまり自然に近い状態だったり、手間がかかっているものは、その分が価格に反映されているというわけです。
こうなると、1本100円の野菜ジュースで本当に健康が守れるのか、ちょっと不安になってきますね。
健康&美容効果は野菜ジュースより青汁!
青汁と野菜ジュースを比較してみると、手軽さと安心を兼ね添えているのは、「低温乾燥」や「スプレードライ」などの製法で作られた粉末の青汁といえそうです。
青汁の難点は、やはり味の面。
とはいえ、最近ケールが品種改良で食べやすくなっているように、野菜自体を改良して味を良くしたり、何種類かの野菜をブレンドすることで飲みやすくなっています。
また、最近人気のフルーツをブレンドした青汁は、フルーツの甘味が加わっておいしいと大好評。
牛乳や豆乳で割ったり、料理に混ぜるなど、アレンジのレシピの幅も広がっているので、試してみるのもおすすめです。
美味しくて飲みやすい!すっきりフルーツ青汁がおすすめ
大麦若葉、クマザサ、明日葉を中心に緑黄色野菜の栄養がたっぷり入った『すっきりフルーツ青汁』。
これに加えて、アカシア、藍藻といった植物から抽出した6つの有用成分をしっかり調合。
プラセンタやセラミドといった美容成分も入っているので、女性にうれしい青汁といえます。
また、81種の酵素と生きたまま届く生の乳酸菌も配合され、腸から健康効果が期待できます!
ダイエットや野菜不足の解消におすすめで、若い世代から大人まで幅広く人気を集めています。
関連記事:フルーツ青汁は痩せないって本当?気になるダイエット効果
おすすめの人気青汁ランキング!
ふるさと青汁


この青汁の特徴は?
- 原料はすべて国産の安心な青汁
- 明日葉しか持っていない黄金のポリフェノール『カルコン』
- 飲みやすさ、おいしさは青汁界随一
- 明日葉の栄養価はケールと同等以上
とくとく便:3,420円+税(3g×30包)
支払方法:振込(郵便局・コンビニ)・代金引換
体験レビューコメント
水でも美味しく飲めますが、牛乳や豆乳との相性がいい。
明日葉特有成分のカルコンは、むくみやダイエットに効果があるので、女性におすすめの青汁です。
お得な定期購入も「最低○ヶ月継続」などの縛りがなく安心!

ヘルスマネージ大麦若葉青汁


この青汁の特徴は?
- トクホに認められた数少ない青汁
- 食後の血糖値上昇を抑制
- 安心の有機JAS認定の国産大麦若葉使用
- 口当たりがやさしく子供でも美味しく飲める
定期お届けコース:初回1,000+税(6.8g×30包)※初回
送料:無料
支払方法:代金引換・クレジットカード・後払い
体験レビューコメント
トクホ成分の難消化性デキストリンが、生活習慣病対策や肥満の方に効果が期待できます。
トクホドリンクの中でもコスパが安く、続けやすいところがおすすめ!

すっきりフルーツ青汁


この青汁の特徴は?
- 自然由来の81種類の酵素
- 美肌効果が期待できる話題のプラセンタを使用
- モンドセレクション受賞歴あり
- 子供でも美味しく飲めるフルーツテイスト
ラクトクコース:680+税(3g×30包)※初回
支払方法:クレジットカード・後払い
体験レビューコメント
@コスメでの受賞や、モンドセレクション3年連続受賞などの実績あり。
81種類の酵素や乳酸菌、美容成分も含まれており若い女性にもおすすめの青汁です。
水だけでなく、100%のフルーツジュースなどと組み合わせても美味しく飲めます。
