「プリン体カット」や「プリン体ゼロ」など、プリン体の量が何かと話題になっています。
多く摂り過ぎると痛風の原因になると言われれば、確かに気になるところです。
でも、実のところその正体はよくわかりません。
しかもこのプリン体、青汁に多く含まれていると噂になっています。
実際はどうなのか、青汁の内容物やプリン体の正体について、解説していきます!
野菜不足解消の救世主、青汁とは?
青汁は、偏った食生活から起こる野菜不足を解消するために生まれた現代の救世主、緑黄色野菜を中心に作られた健康食品の1つです。
原料は、ケール、大麦若葉、明日葉が三大原料と言われ、もっとも多く使われています。
その他、クマザサやよもぎ、桑の葉など古くから薬効が認められてきた野草や、ユーグレナ(ミドリムシ)などの藻といった、含まれている栄養素の種類が豊富で健康や美容などに効果が認められる生物が使われています。
青汁は健康・美容に欠かせない健康飲料
青汁に含まれるメインの栄養素は、ビタミンやミネラルといった生命を維持するのに必要なものばかりです。
また、青汁の原料によってそれぞれの栄養バランスに特徴があるので、飲む人が求める効果が得られる原料で作られたものを選ぶといった飲み方もおすすめです。
しかも、青汁の原料である植物特有の成分もあり、そういった成分が健康や美容により良い効果をもたらしてくれます。
青汁は、普段不足しがちな野菜の栄養を補いつつ、自分の欲しい効果も得ることが期待できる、健康や美容に欠かせない健康サポート飲料なのです。
プリン体ってそもそも何?青汁にも含まれてるの?
ここからは、話題のプリン体について紹介します。
青汁にも含まれていると噂ですが、実際のところはどうなのでしょうか?
もし含まれているのなら、どれくらいの量なのか、どんな影響があるのか、気になることはたくさんあります。
プリン体とは、本当に体に悪いの?
プリン体が目の敵にされるのは、生活習慣病の1つである痛風の原因になると言われているからです。
とはいえ、そのプリン体はただの悪者なのかというと、そんなことはありません。
細胞の中心となる核を構成する核酸という物質の主成分でもあるのです。
つまり、プリン体があるからこそ細胞が存在できているというわけです。
また、筋肉が使われるときのエネルギー伝達物質の原料にもなります。
プリン体は、体内で生成・分解される成分でもあり、体内で利用されるうちの8割が体内で生成され、残りの2割を食事から摂取しています。
問題が起こるのは、体内で利用し、分解できる以上にプリン体を摂取してしまったときなのです。
プリン体が多く含まれている食品・飲料
プリン体が原因となって起こる痛風は別名「ぜいたく病」です。
その名の通り、プリン体は栄養価の高い食品に含まれていることが多いのです。
プリン体が極めて多い(300mg以上/100g)
- 煮干し:746.1mg
- 鰹節:493.3mg
- 鶏レバー:312.2mg
- マイワシの干物:305.7mg
プリン体が多い(200~300mg/100g)
- 豚レバー:284.8mg
- 大正エビ:273.2mg
- マアジの干物:245.8mg
- カツオ:211.4mg
- サンマの干物:208.8mg
プリン体が少ない(50~100mg/100g)
- 貝割れ大根:73.2mg
- ブロッコリー:70.0mg
- 牛ヒレ:98.4mg
- ウナギ:92.1mg
- ホタテ:76.5mg
プリン体が極めて少ない(50mg以下/100g)
- 白米:25.9mg
- もやし:44.7mg
- オクラ:39.5mg
- 冷奴:31.1mg
- イクラ:3.7mg
アルコール飲料中のプリン体含量(mg/100mL)
- 焼酎25%:0.0mg
- ウイスキー:0.1mg
- ブランデー:0.4mg
- 日本酒:1.2mg
- ワイン:0.4mg
- ビール:3.3~6.9mg
プリン体の多い飲み物は、アルコール全般で特にビールの数値は高く、幅があります。
プリン体カットのものなどはまた違った数値になります。
水に含まれるプリン体はほぼゼロです。
(抜粋:公益財団方墳痛風財団 高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン
http://www.tufu.or.jp/gout/gout4/447.html)
ケールなどの青汁に含まれるプリン体はごくわずか
青汁にプリン体が多いというのは、上記と同じデータから産出された量によるものです。
※mgはgの1/1000の単位(1000mg=1g)
これは、食品の比較条件を同じにするために青汁粉末100gから割り出された数字です。
しかし、青汁は上記の100gベースだと、約1/33の3gほどが1杯分の飲む量です。
つまり、青汁1杯分で摂取するのプリン体は1.21mgほどになります。
これなら多いとはいえません。
ケールより若干多いと言われる大麦若葉の青汁で88.5mg/100gほどです。
1杯分にすると2.68mgほどです。
どちらも気にするほどの量ではありませんが、どうしても気になるという方はケールの青汁を飲むことをおすすめします。
過剰なプリン体摂取が起こす影響や症状
プリン体は細胞の核に存在するので、細胞の寿命が尽きることで体内で生成・分解のサイクルが始まります。
壊れた細胞の核から放出されたプリン体は肝臓で分解され、「尿酸」と呼ばれる老廃物が作り出されます。
尿酸は、血液中に一定量保持されますが、余分なものは排出されます。
ところが、プリン体が多すぎると排出が追い付かず、血液中の尿酸の濃度が上がります。
この濃度が上がり続け、一定以上を超えると血中で結晶化します。
この結晶が関節などに沈着し、関節痛のもとになるのです。
関節痛は発作的に起こり、「風に当たっても痛い」ほどの症状から痛風という名前がつきました。
プリン体は、体内で利用される量が決まっているうえに、体内で8割が作られてしまいます。
痛風を予防するためには、プリン体を食べ物から摂取する量を控えるのが一番というわけです。
青汁には尿酸値を下げるメリットがある
青汁とプリン体の関係で見逃せないのが、青汁を飲まないメリットと飲むメリットの比較です。
青汁には、わずかなプリン体を気にするよりも、尿酸値を下げる栄養素が含まれているため、飲むメリットの方が大きいのです。
尿酸値を下げる効果のある青汁の栄養素
青汁の主要な栄養素であるビタミンAやビタミンC、葉酸、カリウムなどが尿酸値を下げる働きをしてくれます。
尿酸値を下げる効果だけをピックアップすると、
尿酸が結晶化するのを防ぎ、体内に蓄積するのを防いでくれます。
体内に溜まってしまった尿酸の排出をサポートする働きをします。
体内で尿酸が生成されるのを促す酵素の働きを妨害します。
体内のナトリウムを調整し、余分な水分を排出するので、尿と一緒に尿酸を排出するサポートをします。
また、野菜からできた青汁ならではの栄養素、食物繊維は腸内環境を整え、余分なコレステロールなどを排出するなど、生活習慣病全般に効果があります。
これに加えてクエン酸が尿酸値を下げるのに効果的です。
青汁にレモンを絞って飲めば、効果倍増というわけです。
ただし、青汁を選ぶ際に1点注意点があります。
甘味はプリン体に関係なく尿酸値を上げてしまうので、青汁は無添加で甘味料なしのものを選ぶのがおすすめです。
プリン体が少ないおすすめの青汁は「本搾り青汁ベーシック」
無添加化粧品でおなじみのファンケル(FANCL)が送る「本搾り青汁ベーシック」。
- プリン体含有量が少ない「ケールのみ」を使った青汁。
- 主原料のケールは、こだわりのミネラル製法で栽培され、栄養成分が豊富。
- 尿酸値を下げる効果が期待できる「ビタミンA」、「ビタミンC」、「葉酸」、「カリウム」も含まれている。
- 無添加で作られた青汁ですので、余分な成分が尿酸値に関わる心配もない。
緑黄色野菜が原料の自然の野菜の甘さが感じられる味わいなので、レモンを絞ってもすっきり飲みやすくなります。
プリン体・尿酸値対策の1つとしておすすめの青汁です。