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古くから薬効が認められ、人々の生活に深く関わってきた植物の1つ、桑の葉。
現在では、青汁の原料をはじめ、お茶やサプリなどにも利用されています。
実際、どんな栄養が含まれ、どんな効果や効能があるのか、気になるところです。

桑の葉ってどんな植物?期待できる効果は?

桑の葉

桑の葉は中国で漢方の原料として利用され、日本にもその利用法が伝わった植物です。
庶民の間では、葉をお茶にして飲むのが一般的ですが、若い葉は天ぷらにして食べることもあるそうです。

また、実でお酒を造るなど、どの部位も余すところなく活用されてきました。
それほどさまざまな効果・効能が期待できたというわけです。
その結果、現代では青汁の原料として桑の葉が利用されるようになっているのです。

桑の葉の期待できる効果効能

  • 糖尿病の予防・改善
  • 中性脂肪の蓄積を防いでメタボ対策
  • 中性脂肪の排出を促しダイエットをサポート
  • アルコールの吸収を抑制して肝・腎機能の改善
  • 腸内環境を整え便秘を解消
  • コレステロール値を正常化

など。

桑の葉に含まれる栄養素とその効果・効能

1-デオキシノジマイシン(DNJ)

1-デオキシノジリマイシン(DNJ)は、現在のところ桑以外の植物では未確認の桑の葉の特有な成分です。
その働きは、ショ糖などの分解や腸での糖質の吸収を抑えるもので、血糖値の急激な上昇を防ぎます。糖尿病の方やダイエットが気になる方におすすめです。

GABA(γ-アミノ酪酸)

チョコレートなどに含まれることで有名になった成分の1つがGABAです。
脳内の血流を活発にして、脳の興奮を鎮めることでストレス解消効果をもたらします。
血圧を下げたり、中性脂肪を抑えるといった働きのほか、肝臓の働きを活発にする効果もあって、悪酔いや二日酔いの防止にも効果を発揮します。

カルシウム

骨や歯の形成に不可欠な成分です。
99%が体内に貯蔵され、残りの1%が機能カルシウムとして臓器が働く際に利用されます。
機能カルシウムは、血液や神経、筋肉に存在し、心臓や脳の働きを調整しています。
桑の葉には、牛乳の5倍のカルシウムが含まれています。

マグネシウム

体内で働く約300種類以上の酵素をサポートするのがマグネシウムです。
また、体内で行われる生合成や代謝の働きに重油な役割も果たしています。
カルシウムと密接にかかわり、互いがより有効に働くためには摂るバランスが大切で、助け合って骨の健康を維持しています。

鉄分

鉄は、血液に存在し、身体中に酸素を運ぶ重要な役割を果たすミネラルの一種です。
このため鉄が足りないと酸素が体内に行き渡らず、貧血の症状が起こります。
他にも筋肉の持久力に関係したり、活性酸素を除去する役割も果たします。
鉄が足りなくてシミができるなど、女性の美用にも大きな役割を果たしています。
桑の葉には、シジミの約2倍の鉄分が含まれています。

カリウム

カリウムは、体内の水分のバランスを整える働きをします。
血圧が高くなるのを抑えたり、老廃物の排出を助けたり、筋肉の就職を促す働きを担うなど、生きるのに不可欠なミネラルです。
桑の葉にはバナナの約5倍のカリウムが含まれています。

ビタミンA(βカロテン)

視覚の正常化や明暗の順応をはじめ、皮膚や粘膜の健康維持といった役割を果たしています。
また、LDLコレステロールを減らす効果があることから動脈硬化の予防も期待できます。
桑の葉には体内でβカロテンに変換されるβカロテンのカタチで存在します。
桑の葉にはブロッコリーの10倍のβカロテンが含まれています。

ビタミンB1

炭水化物を代謝してエネルギーとして活用するのに不可欠な栄養素です。
疲労回復のビタミンとも呼ばれ、体力を消耗しやすい夏などは不足気味になります。
また、ブドウ糖からエネルギーが作られるのを助けるため、ビタミンB1が不足すると脳の働きが滞り、集中力や記憶力が低下することがあります。
桑の葉には、ケールの2倍のビタミンB1が含まれています。

ビタミンB2

脂質の代謝において重要な働きをしています。
また、皮膚や粘膜の機能維持や成長に深く関わるため、美容や子どもの成長にも大きな役割を果たしています。

ビタミンC

活性酸素を除去する、強い抗酸化作用を持つ栄養素です。
他にも皮膚や粘膜の健康維持をサポートし、コラーゲンの生成を助けて肌にハリを持たせたり、シミを予防するなど、美肌には欠かせません。
免疫力を高めたり、ストレスに対する抵抗力を高める効果を持っています。

ビタミンE

ビタミンCと並んで、強い抗酸化量で活性酸素の除去に強い力を発揮します。
その働きで血管や肌、細胞などの老化を予防し、血行を促進し、LDLコレステロールが増えるのを防ぎ、生活習慣病などを予防する効果が期待できます。
こうした働きから、若返りのビタミンと呼ばれています。
桑の葉には、ほうれん草の約8倍のビタミンEが含まれています。

食物繊維

人間の消化酵素では消化されないため、腸内の老廃物と結合して排出するなど腸内をきれいにする働きがあります。
また、腸内の善玉菌のエサとなって増やし、腸内環境を整えます。
便秘の解消に役立ち、不要物を溜めない身体をサポートしてくれます。
桑の葉には、ゴボウの約8倍の食物繊維が含まれます。

ルチン

ポリフェノールの1種であるルチンも含まれています。
ルチンはビタミンCの吸収を助けることから、皮膚や血管を健康に保ち、老化を予防します。
また、心臓疾患や動脈硬化、血圧や血糖値をコントロールするので、糖尿病などの生活習慣病の予防・改善の効果が期待できます。

アントシアニン

眼精疲労や視力回復など、目の働きを促す成分であるアントシアニンも含まれています。

桑の葉は、こんな方におすすめ

たくさんの栄養素を含んでいる桑の葉は、様々な効果効能が期待できます。
特におすすめしたいのは、こんな方たちです。

生活習慣病の1つ、糖尿病を予防したい!

桑の葉特有の成分であるDNJが血糖値をコントロールするので、血糖値が気になっている方や、その影響である糖尿病を予防したいと考えている方におすすめです。

生活習慣病予備軍、高血圧を予防・改善したい!

血圧を改善する栄養素も多く含んでいるので、高血圧の予防改善を期待している方にもおすすめです。

中性脂肪やLDLコレステロールが悩み!

中性脂肪や悪玉コレステロールなどの排出を促進したり、代謝を上げる栄養素が多く含まれているので、中性脂肪やLDLコレステロールで悩んでいる人にもおすすめです。

お酒を飲む機会が多い!

お酒を飲む機会が多いと、疲れがちなのが肝臓です。
桑の葉には肝臓の機能を改善する栄養素も含まれているので、お酒を飲む機会が多い方にもおすすめです。

妊娠中の便秘に悩む方

腸にたまった老廃物を排出する食物繊維がたっぷり入っているので、妊娠中の女性の悩みの1つ、便秘にも効果があります。
また、便秘を拐取してダイエットにトライしようという方や、最近増えているという便秘に悩むお子様にもおすすめです。

桑の葉を効果的に摂るには?

桑の葉は、調理には向きませんので食卓にのせることは難しいですが、昔ながらのお茶をはじめ、青汁やサプリなど、その有効成分が摂取できるものが販売されています。
それぞれの特長をご紹介します。

昔ながらの桑の葉茶

昔から伝わる、葉を乾燥させて作るお茶の1つです。
ノンカフェインですから、お子様や妊娠中、授乳中の方でも安心して飲めます。
ほうじ茶のように飲みやすいので、食事のお供として飲むとより良い効果が出やすいです。

注意点
食物繊維が豊富なので、飲み過ぎると便秘や下痢といった症状が起こる場合があります。

健康食品の代名詞、桑の葉青汁

適切な製法で作られた青汁であれば、有効成分をすべて摂取することができます。
また、他の緑黄色野菜とブレンドされたものであれば、より良い栄養バランスが期待できます。
食前に飲むと食べ過ぎを防ぎ、より効果が出やすくなります。

注意点
製法によっては有効成分がすべて摂れない場合もあります。

どこでも簡単に飲める、桑の葉サプリ

手軽さは一番。
場所や時間などを選ばず飲むことができます。
食事の前に飲むことで、食事と一緒に吸収され、より良い効果が期待できます。

注意点
錠剤にする際に添加物を使って固めるため、サプリメントの場合はどうしても添加物が含まれます。

桑の葉にも注意点や副作用はある?

桑の葉を飲むことでの副作用は報告されていません。
しかし、糖尿病の治療を受けている方は事前に医師と相談することがおすすめです。
治療として血糖値を下げる薬を飲んでいる場合、桑の葉との相乗効果によって血糖値が下がりすぎて低血糖になってしまう可能性があるからです。

また、年齢などを問わず飲める桑の葉茶ですが、人によってはお腹が張ってしまうことがあります。
妊娠中にこうしたことが起こった場合は、必ず主治医に相談しましょう。

桑の葉の効果まとめ

  • 桑の葉は、昔から薬効が認められ、栄養素の種類の多さと含有量の多さでたくさんの人に愛されてきた。
  • 桑の葉特有の1-デオキシノジマイシン(DNJ)は、生活習慣病全般に効果が期待できる。
  • 桑の葉茶が長年愛されている理由の1つに、ほうじ茶に似たおいしさがある。
  • 桑の葉を青汁で利用する場合は、製法をよく確認する。
  • ブレンドした青汁の場合は、栄養バランスが変わるので、期待できる効果はそのバランスから考える。
  • 薬を飲んでいる人や妊真鍮の方でお腹に張りを感じた場合は、駆らなず主治医に相談する。

その他の青汁の原料に関するページはこちら!

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